心理面でのカウンセリング

精神疾患を遠ざけるための対策を

心療内科と言えば投薬治療がよく行われていますが、心理面のサポートも充実しています。投薬により心の負担を抑えていく対策は役立ちますが、一時的に改善しても再発する可能性があります。例えば休職と投薬治療でうつ病が改善しても、復職をしたら再発するケースは多々あるのです。職場の人間関係は他人が絡んでくることですから、自分だけが努力しても改善は難しいです。

こうした場合はストレス耐性を強化するための考え方、上手なストレス解消法、生活リズムの改善などを行っていく必要があります。同様の環境で働いていても、うつ病になる人・ならない人が存在するでしょう。前向きに考えることを習慣化するだけで、心が軽くなって精神疾患が改善するケースがあります。

自分の心を変えていけば状況も変わる

心療内科のカウンセリングでは叱られることはありません。カウンセラーはすぐに解決策を提示するのではなく、まずは患者の話をじっくりと聞いてくれます。悩みや心のうちを聞いてもらうだけで気持ちが楽になり、冷静に物事を考えられるようになるのです。カウンセラーによる生活指導ではストレスを溜めない生活習慣を提案されます。

ストレス解消のために趣味に注力するのは効果的ですが、それが睡眠時間を大きく奪う要因であれば本末転倒になりかねません。悩みの多くは心がそう認識しているもので、心の捉え方によって悩みの度合いは変わってきます。すぐに悩んでしまう人は真面目な性格の持ち主が多いため、よい意味で少し不真面目になる程度のほうがいい場合があります。